――― 「DisGOONie」の第4弾公演!いよいよ詳細が公開となりました。
今回のインタビューは、これまでとスタイルを変えて3人に集まっていただきました。
ですので、「お三方」での対談のような形でお話を盛り上げていただきつつ、色々とお伺い出来たらと思っております。
窪寺 まず、何で俺ら3人なんだ?って話だよね。
村田 ですよねぇ。他の皆さん1人ずつなんでしょ?
窪寺 抱き合わせ感、半端ないよね。
佐久間 「ひとからげ」にされた?1人での回答が信用されてないのかな?
村田 信用はされませんよ。だってそれは『ジーザス・サムライ』※1のDVDの副音声聞いてくれればわかるもん。あれ、ひどいもんでしたからね。(笑)
窪寺 確かにね。(笑)
村田 あの時の企画の1つとして、それこそ、我々だからこそで「西田さんの悪口を言おう」っていうのがあったんですけどね。もう佐久間さんは「一切悪口言えない」という、ね。イイ人振りやがって。(笑)
佐久間 それはホラ、俺、悪く思ってないから。(笑)
窪寺 やらしい!(笑)
村田 でも俺も考えたんですよ。今回のインタビューが何故我々3人なのか。他の面々との差、違いは何なのか。
窪寺 何?何?
村田 答え出ました。「華」です。
窪寺 「華」の差!?ちょっと待って、それは聞き捨てならないな。
村田 いやまあ、窪さんは、外見はスペシャリストなんだけど・・、
窪寺 そうね、トークはね~、自信ないね~。(笑)
佐久間 じゃあ今回のインタビュー、トークの切り込みは洋二郎で、トークのフォローが俺。で、窪さんは、「掲載される写真をお楽しみ下さい」って感じでやっていこうか。(笑)
――― AND ENDLESSのメンバーでもあるお三方ならではのお話が聞けるのを期待しています!
ではまず「DisGOONie」についてお話を伺いたいのですが・・、お三方から見て、劇団と「DisGOONie」とでは何か違う点はありますか?
窪寺 西田さんが、「出会いやすい場」を作れたんじゃないか、っていう風に思うかなぁ。
佐久間 西田さん自身は変わってないわけだもんね。劇団でも、「面白いモノ創って」、「誰よりもとんがってたい」とか、「何処よりもカッコイイことやろうぜ」ってある種、歌舞くようにもやってきて。で、劇団の中、俺たちにも「西田さんの作品を作る場所に俺たちはいるんだ」っていう、誇りのような思いもありながら・・、
窪寺 でも、やっぱり「劇団」だと、どっか固まった空気になってしまう部分もある。それがオープンな場所になったというか、ね。
村田 それ、すごいわかります。西田さんの言葉で「創ることは出会うこと」っていうのがあって、それはきっと「DisGOONie」のコンセプトにもなってて。劇団ていう固まった場所ではなくて、「面白いもん創りたけりゃ、勝手に乗ってこいや!」っていう感じで、「出会おうぜ、それが面白い作品になるから!」ってことがある場所だと思いますね。
窪寺 その上で、つきあいが長い我々なんかは、一切気が抜けない現場だよね。
佐久間 勿論、劇団内でも、競争心はあったじゃない?お互い口に出さないまでも・・、
窪寺 ピリピリはしてたね、稽古場も。
佐久間 「DisGOONie」では、より競争が激しくなるというか。
村田 劇団って各々が各ピースで、それが1つの「船」になって進んでいくイメージ。
「DisGOONie」も「船」なんだけど、色んな所から、色んな「船」が集まってきて、「船団」になって進んでいくってイメージでもあるんですよね。各々がそれぞれ、色んな旗持って集まってきて、自分の得意な武器使って戦って、そこで「どれだけ自分の名を売ることが出来るか」みたいな感じがありますね。
――― では、劇団の時と「DisGOONie」の時とで、「西田さん」には何か違いがありますか?
窪寺 「作品創りに対するハングリーさ」っていうのは、今とは種類がちょっと違ってたかも。
佐久間 と言うと?
窪寺 多分、「創ることに没頭する」というか、「作品を愛して」っていう根本は変わってないけども、「後がない」とか「これから俺ら階段を一つ一つ上っていかなけりゃいけないんだ」っていうプレッシャーのかけ方は昔はもっとあって、その分稽古もすごい厳しかったよね。俺、平気で色んなもん投げられたし。(笑)
村田 飛んできたな―、台本とか。(笑)
窪寺 俺、本番前になると西田さんと目が合うだけで怖かったもん・・。
村田 で、食欲がなくなり・・、
窪寺 飯が食えなくなる。そんな感じでずっとやってて。でも、それは今でもあんまり変わらないかも。外部で色んな演出家さんともやらせてもらってきたけど、やっぱり「西田大輔」が一番緊張する。この現場が一番緊張する。
村田 俺もです。
窪寺 しかもあの人「新しいモノ好き」じゃない?そういった中で、手の内知られてる劇団メンバーって、何か、不利ではないけど、・・・やっぱ不利だな。(笑)でも(新しい人たちには)負けられない。
村田 西田さんに対していかに「新しいモノ」を提供できるか、をすごい考えますよね。「古き良きモノ」も、ちょっと持ちながらも、「見せたことない新しいモノ」を持っていかないと。
佐久間 その辺は、今も昔も変わらないね。
村田 でも最近、「駄目出し」もなかなか言ってくれないんですよね。何か最近、言われなくなったなぁって思ってて。
窪寺 それは、お前が信用されてるんだよ。
村田 いやいや。で、あんまり出されないと、それはそれで、すごい不安で・・。
佐久間 「駄目出し」されないようにやってるはずなんだけど、されなかったらされなかったで・・、
村田 寂しくなる。(笑)
窪寺 我々、劇団内でお芝居創ってた時には、細かく、それこそ目の動きに至るまで演出してもらってたのに!
――― なかなか複雑な感情があるんですね。(笑)では、お三方の思う「西田さんの魅力」についてお聞かせいただけますか?
佐久間 洋二郎や窪さんが、他の現場と比べてっていうのも言ってたけど、例えば俺も、西田さんの演出助手という仕事で、「DisGOONie」でも劇団でもない現場に携わることもあって、そこでもホント現場の空気を瞬時に作り出す。それはホントすごいと思う。
スタッフさんや制作さん含めて、「この人信じてやっていけばこの公演の成功は間違いない!」「責任は僕が取りますから」みたいな、それを言葉にせずに、その空気を作る。
村田 もう「空間デザイナー」ですよね。「稽古場を素敵な空間」にするっていう。そういう意味では我々、困惑する部分もあって。「え、前だったら怒ってたよね?」っていう瞬間はありますよね。
佐久間 やっぱり昔に比べて丸くなった?
村田 今は稽古場に笑いしかない(笑)
佐久間 そうだねぇ。(笑)で、イイ意味での「体育会系ノリ」になるじゃない?「よっしゃ、やったろう!」みたいな。あの「人たらし」ぶりというか・・。
窪寺 それってさ、他の現場でもあんまり見たことないんだよね。こういうまとまり方する集団って、なかなかない。ただでさえ、過酷なスケジュールじゃない?第1弾公演んの時※2もそうだったけど、1ヶ月で3本仕上げる現場なんてないでしょ?でも、それを誰一人弱音を吐かずにやりきる。
村田 「よっしゃ行くぞ!」、「おーっ!」でまとまっちゃうんですよね。(笑)
窪寺 それでいて、スタッフさん含めて「いやぁ。次はやりたくないです」って人を見たことないんだよね。
佐久間 無茶なことをお願いすることも多いんだけどね。(笑)
村田 スタッフさんが苦笑いしているのを何度も見たことありますよ。(笑)
窪寺 それでも毎回「仕方ないなあ」って言ってくれる。そういうのって、あの人の「人たらし」な所に寄るんだよね。「西田大輔の思い」を感じてくれて、「頑張ろう」っててなってくれて、更に「手を抜いてる奴が1人もいない」。そういう現場って他にないから、ホントすごい「船」作ったなって思うの。
村田 さっきも出た様に、根本は変わってないんですけどね。だけど「纏うもの」は、また変わった感じがしますね。
窪寺 だから嬉しいのよ。「人たらし」って簡単に言ってしまったけれども、あの人が「これだけの人たちを巻き込めるんだ」っていうのが。やっぱ「同士」、「船員」が増えることにすごく嬉しさを感じる。「あぁ、信じたの、間違いなかった」って。
佐久間 そうだよね。「俺たちの信じた感覚は間違ってなかった!」、「皆、ようやく西田大輔知ってくれた?」みたいな、ね。
村田 でもやっぱり、新しく出会った人たちに嫉妬も感じたりして。「俺のことも構ってよー、たらしてよー」って。(笑)
――― やっぱり複雑ですね。(笑)では逆に、西田さんに「ここだけは直して欲しい」というようなことはありますか?お三方ならではのご回答を是非お聞かせ下さい。(笑)
佐久間 うーん、そうね。(笑)出ないね、なかなか。やっぱりそれは『ジーザス・サムライ』のDVDの副音声で確認していただく、ってことで。
村田 佐久間さん、言ってないけど。(笑)あ、でも、何か頼みごとしてくる時だけ、無茶苦茶下手からくるじゃないですか?そういう所?
佐久間 普段、なかなか返事もくれないのに、そういう時だけLINEにハートマーク付いてたりね。(笑)
村田 また、そのギャップにやられてさぁ、ついつい頼み聞いちゃうんですよねぇ。
佐久間 たまの優しさが忘れられなくて、ずっと別れられない、みたいな。(笑)
窪寺 そういう所ホントズルいよね。交渉上手。話術も上手。だからプレゼンも上手。クリエイターとしても、プロデユーサーとしても、勿論俳優としても、ホント頭がいいし。多才だなぁ。何だろうねぇ、後は、足りないものがあるとしたら・・「身長」くらい?(笑)
――― (笑)答えにくい質問にご回答ありがとうございます!
――― それでは、ここからは今回の公演に関してお伺いしていきたいのですが・・、今回の3作品についてそれぞれお話をお聞かせ下さい。まず『GOOD-BYE JOURNEY』からお願いします。
窪寺 ワークショップ生徒の為に書いた第1弾作品じゃない?※3彼らに対する愛は半端ないし、ホント「真っ直ぐな作品」。
ワークショップ公演の時、客席で観てて、その若い彼らの・・「真っ白な所に色が着いていく」みたいな感じがして、もうキュンとした。(笑)でもその後、大人たちがやった時には※4また違う色が着いて。
村田 実はこの作品、他の期のワークショップの稽古場発表とか、我々の稽古場発表とかでも、何度もやっている作品なんですよね。で、その都度、印象が変わる。
佐久間 ジャンヌ・ダルクが真ん中にいて、そのジャンヌを周りが支えて、っていう構図がある中、やっぱり役者が代われば、作品も変わる。
窪寺 今回ジャンヌをやる文音さんが初参加で、周りの人は彼女とほとんど面識ない俳優陣じゃない?そういう立ち位置でジャンヌをやる。で、周りは(こちらの)気心知れてるメンバーで、それを支えていく。それだけでワクワクする。どういう関係性が出来上がっていくのか。
佐久間 ジャンヌが、文音さんが、何を感じてくれるか。
村田 逆に、こちらの皆を引っ張ってくれるジャンヌでもいいですしね。
佐久間 いいね!ジャンヌがこちら側に伝えてくれるようなモノを持ってきてくれる。また新しい『GOOD-BYE JOURNEY』が出来る。
窪寺 西田さん、新しく出会った俳優さんの、まず「人間としてのいい部分をを出させる」っていうのが上手いからね。
佐久間 ホント上手。だから、新作の時は勿論、再演の作品をやる時でも、新しい俳優さんが「どんな声をしてて」、「どんな表情で笑うのか」とかを見て、また演出が変わることなんかも多いし。
――― 『枯れるやまぁ のたりのたりとまほろばよ あぁ悲しかろ あぁ咲かしたろ』はいかがでしょうか?
村田 当時※5、稽古で色々苦労した思い出のある作品ですかね。
何か「熱いものを、そのまま熱くやろうぜ」とか、「赤だから熱いぜ」じゃなくて、「赤だから青いことやってくれ」みたいなことを求められて、当時すごい迷った。
窪寺 「台本の意味をわからせる為の表現」をするんじゃなく、そのシーンに秘められてるパワーを伝えるみたいな、ね。
そういうことを自分たちで考えてやるんだけど、西田さんに観せると「悪くはないけど、面白くないな」って。で、演出つけてもらうと、すごいパワーで、こう・・渦巻いてるようなシーンになってるの。そういうのがいっぱい詰まった作品ですね。
佐久間 俺、当時、「石川五右衛門」の作品をやるって聞いた時、派手な、所謂「王道」になるのかなって思ったんだよね。こう、殺陣もいっぱいあって、とか。
でもこの作品の五右衛門は、俺がそれまで思っていた五右衛門像と全く違ってて。
村田 ホント「一番人間臭い男」というか。
佐久間 更に、天下の大泥棒・石川五右衛門に対して、秀吉を、「天下を泥棒した男」と捉えるって聞いて「おおっ」て。電流走った。(笑)
村田 秀吉にしても五右衛門にしても、お客さん含めて、皆が持ってるイメージとは真逆な感じですよね。まあ、今回の3作品中、唯一我々3人が出演する作品なんでね。
窪寺 こればっかりは是非ともね。
佐久間 観ていただきたい作品ですね。(笑)
――― 『SECOND CHILDREN』は、いかがでしょう?
村田 西田さんの作品に「イメージシーン」ってあるじゃないですか?
佐久間 オープニングとか休憩前にある、曲が流れる中、役者やその作品の象徴的なイメージを、風景の様に紡いで描いてく・・、
村田 俺、「一番好きなイメージシーン」がこの作品のイメージシーンなんですよね。
照明とかもホント綺麗で。俺、恥ずかしい話、当時観た時※4、客席で涙したんですよね。もうオープニングのイメージシーンから。
窪寺 オープニング1発目からってすごいね。(笑)
佐久間 これまたラストシーンも綺麗だったねぇ。
村田 全部、「綺麗なんだけど、儚い」感じ。大人な感じ。これも最初はワークショップでやった作品※6なんだけど、何で若い彼らがこの作品できたのかな、って思うくらい。今回、萩さんと西田さんが中心でやるわけでしょ。まあ、大人な作品になるでしょう。
佐久間 俺も前回※4、杉田玄白をやらせていただいたんだけど、やっぱり平賀源内との関係性が楽しかったし。役を越えた所で、人間同士の関係性が投影されるというか。
今回も、お互い、人間同士で信用し合ってる2人だからね。ホントその絡みが楽しみ。
前回やらせていただいた役を、例え西田さんと言えども、他の人がやるのを観るのは悔しくはあるけど。(笑)
窪寺 そうだよ!俺だって嫉妬すると思う。萩さんと西田さんの関係に。『The Tempest』の時※2にも「賢志、いいなぁ!」って思ったの!あの位置の役をやれていいな、って。西田さんとガチでやりあえる位置!
佐久間 窪さんもそういう位置にいるって。(笑)
村田 よく「役者は人間力だ」なんて言いますけど、萩さんなんてもう「人間力の塊」ですよ。
窪寺 それって重要!!!でも考えるのよ、俺。「人間力」とは何かって。「覚悟を持つこと」なのか、とか・・、
村田 人間力とは・・やっぱり「華」ですかね?(笑)
窪寺 またそれか!
村田 だから我々は3人でまとまって1つの綺麗な「華」を咲かせましょう。
佐久間 パンジーかな?
村田 いいですね。それも「コンクリートの隙間から咲く」みたいな。(笑)
――― それでは最後の質問になるんですが・・。今回の企画のインタビューで他の皆さんにもお伺いした質問です。
もし、この「DisGOONie」の「船」を任されたとしたら。「DisGOONieの船長」になった時に、お三方だったらそれぞれ何をしますか?または何をしたいですか?
佐久間 俺ねぇ、『枯れるやまぁ~』の「勝家」と同じになるんじゃないかな、と思ってるの。「信長亡き後の勝家」と同じことを思って、同じ運命を辿りそう。まあ、それがどのようなモノなのかは、「観に来て知って下さい」ってことで。(笑)
後、もう一つ思い浮かんだのは「残務処理」かな。「後片付け」。(笑)
村田 そっちの方が佐久間さんらしい。(笑)窪さんは?
窪寺 この質問はねぇ・・ホントに・・。「無理です!」って答えはあり?
村田 え、窪さんやらないんですか?じゃ、俺が。
佐久間 いやいや俺が。
窪寺 じゃ、俺がやるよ。
洋・佐 どうぞ、どうぞ。
窪寺 ってことになる?・・でも何だろう?「輝ける人生がそこにある」・・気がするの。
洋・佐 ???
窪寺 だって「西田大輔の後釜」だよ。それをやらしてもらえるんだよ。こんな人生の好機ある?初めて舞台を観たのが西田さんの作品で。『300年目の月夜に』。※7それ観た時、俺自身が「役者になって舞台に立つ」なんて無理だと思ったの。でも、これをやれたら人生変わるなって思って、あえて飛び込んだ世界なんですよ。
それが、「西田大輔の後釜をやれる」ってなったら、更にすごい刺激がそこにある気がして、すっごく魅力を感じる。
佐久間 えーと、西田さんの代わりに「船長」になったら、「光栄に思う」って答え?(笑)具体的には何をするの?
窪寺 「今までメモってきた西田大輔の言葉を、我がもの顔で自分の言葉のように言う。」
佐久間 (笑)洋二郎は?
村田 俺ら所謂、「生え抜き組」じゃないですか?西田さんの背中をずっと追っかけてきて、役者としても西田さんの真似をするような所から始めたっていうこともあって。
だから俺は「西田さんぽくなる」。(笑)
で、西田さんの表層的な部分だけ真似ちゃって、「大失敗する」。で、「泣いて」、ようやく「自分自身のやり方を見つける」。(笑)
佐久間 洋二郎の俳優道と同じ流れ?(笑)
村田 そう。(笑)でも、「船」は「ずっと走らせていたいな」って思います。
これ、別れると思うんですよね。もし西田さんがいなくなったとしたら、「その作品は眠らせておこうよ」って人と、「作品は生きてるんだからやろうよ」って人にと。
窪寺 それはやるべきでしょ。どんな手段使っても。俺が「船長」なっても、それはそうしたい。でも、さっき言ったやり方でやって、きっと俺も「大失敗」する。
村田 (笑)じゃ、窪さん「大失敗して」、俺その隣で「泣いてて」、佐久間さんはそのまた隣で「残務処理」だ。(笑)
で、結果3人集まって「一緒にやりますか!」ってなる。(笑)
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